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《追憶の雫》雨香十五題〜03:囁くように泣いているの、
雨が降るたびに胸の奥に小さな痛みが走る。追憶の彼方へと押しやったはずの出来事が雨の匂いと共に蘇るからだ。あの人はいつも雨を連れて現れた。痛みが完全に消えるまで背中を丸めて蹲り、誰にも知られないように独り涙を流す。雨音は静かにあたしの哀しみに寄り添い、耳元で囁くような旋律を奏でた。

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