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《小雨降る径》雨香十五題〜06:植物たちの沈黙
傘の波間にあの人の面影を探しながら、溜め息を雨粒で繋いで歩くのが癖になっていた。雑踏を覆う微かな雨音に紛れ、誰かに呼ばれたような気がしてふと立ち止まる。けれども、色とりどりの傘が素知らぬ顔で揺れているだけだ。あたしの落胆に呼応するように、路面を濡らす雨の雫が街路樹の言葉を奪った。

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